供養の仕方と意味

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法事や法要のように特別な機会だけではなく、日常でも供養をすることはできます。日頃から先祖を大切にして過ごすためにも、それぞれの行為の意味や正しい方法について学んでおきましょう。

法要の仕方は難しいものではありません。いかにも形式が複雑なイメージがあるかもしれませんが、毎日簡単に行えるものが数多くありますし、すべてを一括して実施しなくても、できるところから始めるだけでもかまいません。

日常の供養の仕方

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まずは仏壇の扉を開けて朝と眠る前に挨拶をするところから始めるとよいでしょう。毎日の習慣になれば、当たり前のことになります。

食事のお供えについては、ご飯やお茶だけを出す場合と、おかずも付けるケースがあります。宗派や家庭の習慣に合わせてかまいませんが、できればおかずも少量でかまわないのでつけておいたほうが供養の仕方としてはよいでしょう。なお、毎食必要なわけではなく、1日に1度でかまいません。食事を供えたら、カネを2回鳴らしてください。これは食事の用意ができたことを意味しています。

この他にも、お菓子や果物を供えることも一般的に行われています。この時には、箱から出して包装を解いた状態で置いておくほうが、供養の仕方としては丁寧です。果物の場合にも、皮をむいたり切ったりして、食べられる状態にしておくとよいでしょう。

仏壇にお花を供える場合には、白や黄色といった色の薄めのものが無難とされていますが、それほどこだわる必要はありません。色彩の強い花であっても供養の仕方として間違っているわけではありませんし、先祖の方にとっても深いではないでしょう。もちろん、亡くなった方が好きだった花であれば、なおさらよいでしょう。1輪や2輪でもかまいませんので、庭先に咲いていた花を生けるのでもかまいません。

食事やお菓子、お花を仏壇に置くばかりではなく、清潔な状態に保つことも大切です。当たり前のことですが、汚れ放題ではご先祖に失礼です。埃がたまるようなことのない頻度で掃除を行いましょう。

ここまで見てきたとおり、普段からできることは数多くあります。それぞれの意味を考えながら行えば、漫然とルーティーンとして行うよりも気持ちのこもったものになりますので、時折見直してみるとよいでしょう。

追善供養とは

亡くなった方の冥福を祈って行うことを指しているのが追善供養で、追善回向とも呼ばれます。毎日仏壇にお供え物や挨拶をすることのほかに、法事も含まれています。

法事の場合には、四十九日までに行われる忌日法要や1周忌、三回忌、七回忌と続いていく年忌法要といったものがあります。

なお、追善という言葉には、生きている間によい行いをすることで、功徳を亡き人に対し回すという意味があります。したがって、難しそうな言葉に思えますが、追善供養の意味は実はシンプルなものなのです。

普段から仏壇や神棚を大切にし、法事をしっかり行っている方であれば、すでに追善供養を十分に行っていることになり、特別なことが必要なわけではありません。

手元供養

ここまでは家に仏壇があることを前提にして説明してきましたが、そもそも家に置いていない家庭も増えています。こうした場合には、先祖を大切にしようと思っても、手を合わせるものもなく、イメージしづらいのではないでしょうか。お墓が遠方にあると、墓参りに行くのも容易なことではありません。

核家族が増えたことによって、仏壇がない家も増えています。そんな中で脚光を浴びているのが手元供養です。骨壷よりも旅行に持って行きやすかったり、家に置きやすいデザインの容器に遺骨を移したり、ペンダントの中に入れたり、遺骨を加工することによってプレートなどにすることで大切にし、それらに祈りをささげることができます。

仏壇やお墓に対する考え方が多様化する中で、より身近に近親者を偲ぶものを置いておきたいと考える方や、長男が遺骨を引き取った場合のそれ以外の兄弟姉妹の方など、手元供養をする方は多くなっています。

この場合には、先祖を全般的に偲ぶというよりも、特定の誰かに限定するのが手元供養の基本的な方針です。形にとらわれず、自由な方式で故人を大切にするという意味では、今後、さらに増加していくのかもしれません。

伝統的な方法を守ることも大切ですが、最終的には形式よりも心が重要です。どのような仕方であるにせよ、気持ちが伴わなければ意味がありません。手元供養

水子の供養

人工的な中絶を含んだ流産によって子供が亡くなった場合に行うのが水子の供養です。命が失われながらも、葬儀は行われていませんので、せめてもの弔いです。

歴史的に見ると、水子供養が全国に広まったのは1970年代とされており、昔からずっと続いていた伝統ではありません。そのため、特定の方法が厳密に決められているわけではなく。お寺によって違いがあります。

お寺にて焼香や読経を行い、一度目を葬儀のような位置づけにしてその後も法要と同様の扱いをすることもあれば、インターネットを通じて住職が水子供養をしてくれるものもありますので、自分の事情に合わせた方法を選ぶとよいでしょう。

なお、水子供養で重要な役割を果たすのがお地蔵です。一般的には、お地蔵を奉納して法要をしてもらうことが一般的です。地蔵菩薩は水子を救済する存在とされているためです。

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